カラ・テパ(北丘) 主塔 |
スルハンダリヤ州テルメズ地区 |
2世紀の方形基壇が現存する。基壇は2段方形で、下段は南北14.6m−東西22.4mで高さ76p、上段は南北12.3m−東西13.4mで高さ1.55mであった。階段は東側に設ける。塔身部は残存していないが、かつて塔身を覆っていた石が多数残されており、その石の弧から直径は約9mと推定される.。 基壇の西南隅には、さらに古いストゥーパが包み込まれている。このストゥーパの円筒状の塔身部の直径は約1.1mで、現存する高さは約1.8mである。さらに塔身部のほぼ中央に厚さ15p、幅20pの半円形の突出部を帯状にめぐらす。基壇は方形である。 基壇は、32−32−12p日干し煉瓦で築かれ、表面にはガンチャとよばれる接着剤が塗られ、南面は赤く彩色されていた。また当初は正方形であったが、3世紀後半に東側に伸ばされて長方形になった。
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階段を設ける東面(2013年)
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