ファヤズ・テパ 塔 |
スルハンダリヤ州テルメズ地区 |
直径3m、高さ2.8mの2世紀の塔。塔身の円筒部と半球部の境に突出部を帯状に廻らす。日干し煉瓦で築かれ、藁を切り込んだ粘土を塗り、その上から白く彩色されていた。半球部の東側に、赤色で3つの法輪をもつ蓮の花が線画で描かれていた。頂には径10pの心棒をさし込んだ跡があり、付近から石製九輪が7枚発見された。発掘前は周囲を後代の改築により増広されていた。 (西トルキスタンの塔婆の概要の掲載図を参照) 現在、建立当初の塔を半円状の覆いで包んで保護する。 |
(2013年) |
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原塔の覆いと整備された基壇 |