タート・ルアン
     ヴィエンチャン

 仏塔は、セタティラート王の命により、1560年より建設が開始された。18世紀にミャンマー、19世紀にタイの侵入により破壊されたが、19世紀末から20世紀にフランスが修復した。
 主塔を中心に三重の廻廊が廻り、第二廻廊には30の小塔が並ぶ。
 高さ45mの主塔は、蓮の葉の彫刻に囲まれ、尖塔の四面は蓮の蕾を表す。
伝説では、アショカ王の使節がこの地を訪れ、ブッダの胸骨一片を納めた仏塔を建立したとされる。
 発掘調査の結果、11〜13世紀にクメール朝の寺院が建立された可能性があると考えられる。
 

(1997年)
  
  
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