ハジプール 阿難塔
ビハール州       


 ガンジス川北岸に造立された阿難の遺骨を祀る塔とされる。現在は、ストゥーパの上にラムチャウダ・マンディール(RamchauraMandir)と称するヒンドゥー寺院が立つ。
 伝説では、阿難は自分の死後にマカダ国とヴァイシャーリー国のリチャヴィ族が自分の遺骨をめぐり争うことを憂いた。そこで阿難はガンジス河の中州の舟中から虚空に上昇し火中の中で寂し、その遺骨は二分し両岸に落とした。そこで両国は河の両岸に塔を建てたという。その後、南岸の塔はガンジス河により流され、北岸のもののみが残存するという。

 
 
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